腰椎椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは背骨の椎間板と呼ばれる組織に圧がかかり線維輪が破綻を起こし、髄核というゼリー状の組織が神経を圧迫する事でしびれや痛みが起こります。
ではどんな時に椎間板に圧力がかかってしまい線維輪の破綻が起こってしまうのでしょうか? 圧がかかる姿勢とヘルニアの検査法を見ていきましょう。
何故椎間板ヘルニアが起こるか
椎間板ヘルニアが起きやすい年齢
椎間板ヘルニアが起こりやすい年齢や性差は一般的に10代~40代で多く、男性の方が多いとされています。 特に若年で発症した場合の方が症状が強く出るとされ、これは若年層の方が髄核の水分量が多くヘルニアを起こした際に髄核が神経を圧迫しやすくなるからと言われています。
椎間板ヘルニアを起こしやすい姿勢
椎間板に負担がかかる事によりヘルニアが起こる事は先ほど述べましたが、椎間板には圧がかかりやすい姿勢があります。
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上の画像は立位の姿勢の時に椎間関節にかかる圧を100とした場合、姿勢の変化でどのように圧が変化するかを示した図です。前かがみの姿勢の時に圧が強くなり、更に椅子に座っている姿勢での前かがみの姿勢が最も圧が強くなるのがわかります。
上の画像は背骨の画像です。 左がお腹側で右側が背中になります。
真ん中の四角いものが椎体、その間にあるものが椎間板です。 椎体や椎間板の後ろにある垂直に一本走っているのが神経です。
前かがみになると椎間板の前方に圧がかかります。そうなった場合圧力は後方に逃げるので、線維輪が破綻した場合
中にある髄核も後ろに飛び出し、後方に走っている神経を圧迫する事になり
ます。
腰椎椎間板ヘルニアの代表的な徒手検査
腰椎椎間板ヘルニアの基準のガイドラインにはレントゲンやMRIなどの画像所見がありますが、 他にも検査があります。
SLRテスト
SLRテストは仰向けに寝てもらい、膝を伸ばしたまま足を曲げていくテストです。 足を上げていく途中に坐骨神経の領域に痛みが発生する場合陽性となり、主に下位腰椎のヘルニアが疑われます。
FNSテスト
FNSテストはうつ伏せに寝てもらい、膝を90°曲げ、股関節を伸展していくテストです。 このテストで大腿部前面に放散痛や痛みがみられた場合上位腰椎のヘルニアが疑われます
まとめ
椎間板は前かがみの姿勢によってつよく負荷がかかります。 ヘルニアの予防にもヘルニアの治療のためにも、まずは椎間板に負担をかけない姿勢をつくる事が重要です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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