膝関節は足関節と股関節に挟まれている関節のため、足関節と股関節の影響を受けて痛みの出やすい関節です。
「整形外科新患調査2012」によると、部位別の新たに訪れる患者数で最も多いのは腰痛で、次いで膝痛となっています。
それだけ痛みが出やすい部位ですので、ご自身でケアする方法を知っておく事が大切です。
膝関節の構造
膝関節は蝶番関節とよばれる関節で、半月板や靭帯など膝関節を支える軟部組織も豊富ですが、活動を行う際にはつねに荷重を受け続けることになるため、負担がかかりやすい関節でもあります。
股関節から膝関節まで伸びている筋肉や膝関節から足関節まで伸びている筋肉もあるため、
詳しい膝関節の構造についてはこちらの記事をご覧ください。
テーピングの種類
ひとえにテーピングと言っても関節固定するテープや、関節の動きや筋肉の動きをサポートするテープと種類があります。
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足をくじいてしまった場合は固定用のホワイトテープで炎症が治るまで安静にし、炎症が治まったら関節の動きをサポートするキネシオロジーテープにし、動きを取り戻すのが適しています。
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ランナーや競技者などは競技中に痛みの出やすい部位に関しては関節をサポートするキネシオロジーテープ、疲労が出やす部位には筋肉の動きをサポートするコブラクションテープが適しています。
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テーピングの方法
痛みが出て間もない場合は安静にし、サポーターや固定用のテーピングを行う方が適していますが、痛みが長期化している場合はキネシオテープでサポートし動かす方が改善する場合があります。
膝の筋肉補助テーピングの方法
保湿用のクリームを塗っている方は、タオルで拭き取ってから貼るようにしましょう。
膝のお皿の下から、太ももの真ん中までの長さのキネシオテープを用意します。
膝のお皿の長さ分切り込みを入れてお皿を囲うようにテープを貼り、膝を深く曲げて太ももの真ん中までテープを貼ります。
- 膝下に痛みがある方
- ランニングで膝に負担の掛かる方
- 階段の上り下りで痛い方
膝の動き補助テーピングの方法
先ほどの筋肉補助テーピングから更に膝の動きを助けるテープを追加して貼ります。
膝のお皿の1.5倍程度の長さに切ったテープを4枚用意し、膝のお皿を囲うようにCの字に内側半周、外側半周と重ねて貼ります。
- 変形性膝関節症の方
- 膝が不安定な方
- 膝を曲げた時に音がする方
まとめ
膝関節は足関節と股関節に挟まれている関節のため、足関節と股関節の影響を受けて痛みの出やすい関節です。膝関節は蝶番関節とよばれる関節で、半月板や靭帯など膝関節を支える軟部組織も豊富ですが、活動を行う際にはつねに荷重を受け続けることになるため、負担がかかりやすい関節でもあります。
動きに不安がある方や膝に既往歴がある方は、テーピングを利用し動きのサポートをしながら、筋力トレーニングやウォーキングなど行ってみましょう。
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