涼しい部屋にいるのに 顔が紅潮したり上半身に急に暑さを感じてしまったり、突然動悸が強くなったり、頭や顔の汗が止まらなくなってしまう等の症状をホットフラッシュと呼びます。
更年期の特徴的な症状と言われ、、約6割の女性が経験するとされています。
ホットフラッシュの原因になるホルモンや運動の効果についてみていきましょう。
更年期
更年期の症状としてホットフラッシュが挙げられましたが、そもそも更年期とはどういった時期を指すのでしょうか?
日本産婦人科学会は更年期と更年期障害について
公益社団法人 日本産科婦人科学会 更年期障害
閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」 といいます。更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います。
としていて、この前後10年間に起こる様々な症状を「更年期症状」もしくは「更年期障害」と呼んでいます。
WHO(世界保健機関)は閉経を『卵巣における卵胞の消失による永久的な月経の停止。』と定義づけらえれ、日本人の平均閉経年齢は約50歳と言われています。
ホットフラッシュの原因となる2つのホルモン
女性の性ホルモンには2種類あり
エストロゲン
先ほどWHOの定義で卵胞消失による永久的な月経の停止とありましたが、この
この卵胞から主に産生され分泌されるホルモンが
エストロゲンは脂質をもとに作られるステロイドホルモンで、実際に分泌されるのは卵胞ですが、その指令は
エストロゲンは女性ホルモンなので、女性の生殖器に作用するのはもちろんですが、
エストロゲンはエストラジオール、エストロン、エストリオールの3種類の事を指します。 この中で最も強い作用をもつものが卵巣で作られるエストラジオールになりますが、閉経後は 脂肪組織や副腎で作られるエストロンがメインで分泌されるようになります。 なので完全にエストロゲンが分泌されなくなるわけではありませんが、量や作用も弱くなってしまいます。
エストロゲンは骨吸収を抑制して骨形成を促進、つまり
プロゲステロン
プロゲステロンは黄体ホルモンとも呼ばれ、生理周期にとても重要なホルモンです。
子宮や乳腺に働きかけたり、体温の上昇や基礎代謝更新させたりするような働きがあります。
更年期ではこの2つの分泌量が少なくなってきますが、脳は足りないホルモンを分泌する指令を出し続けてしまいホルモンバランスが乱れてしまいます。
この指令を出す
ホットフラッシュと運動の関係
ホットフラッシュと運動を扱ったスウェーデンの研究があります。
ここでは日常生活で運動習慣が無く 重度のホットフラッシュ(HF)や寝汗症状を有する平均55歳の閉経後女性58名を対象として、介入群は週3回×15週の筋力トレーニング、対照群には今まで通りの生活を続けてもらうという内容で、結果は
中等度および重度のHFは、対照群よりも介入群でより減少しました(平均差-2.7、95%CI -4.2〜-1.3)。
Resistance training for hot flushes in postmenopausal women: A randomised controlled trial介入群での平均減少率は、-43.6%(-56.0 – 31.3) であったのに対し、対照群では変化がありませんでした 。
となっており有意にホットフラッシュ症状の低下が見られました。
更年期では骨密度の低下も起こりますが、トレーニング刺激は骨密度などにも良い影響を与えるため、非常に有効な対策法になります。
まとめ
更年期は必ず訪れる身体の大きな変化です。
特に関係するエストロゲンは精神的なものも含めて、身体全体に作用してきます。
上記の通り、運動は更年期症状を軽減できる結果が出ています。
また、更年期に入る前から運動習慣を持つ事で骨密度など肉体的な貯金をもつ事も非常に大切です。
徐々に運動の習慣を身につけていくようにして身体の変化に備えるようにしましょう。
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