背骨の構造、動きを理解する事はトレーニングを行う上でも、治療をする、受ける上でもとても大切です。背骨は人の身体に軸となるもので様々な感覚の神経や四肢を動かす神経も脳から背骨を通っています。

胸椎 は背骨のうち腰の上の胸の高さにある部分ですが、腰の動きや痛みに密接な関係があります。
胸椎が身体のどういった動きに関係するか見ていきましょう。

胸椎・肋骨の構造

背骨は全部で26個あり頸椎、胸椎、腰椎、仙骨に。背骨を構成する椎骨には基本的な構造はありますが、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨それぞれに特徴があります。

背骨の基本的な構造はこちらの記事をご覧ください。

胸椎は脊柱のうち胸の部分にあたる部分の場所で、12個の椎骨から構成されています。
胸椎を構成する椎骨は最も典型的な形をしています。

①胸椎(上)

②胸椎(横)

③脊柱胸椎部

背骨は頸椎、胸椎、腰椎、仙骨に分かれており、胸椎は肋骨と関節で繋がっています。肋骨は身体の前面だけでは無く、背中の背骨から出て身体の全面にある胸骨という骨まで伸びています。

肋骨のでている背骨が胸椎だと考えるとわかりやすいです。

肋骨は全部で12本あり、10本は胸骨と繋がっており、残りの2本は胸骨とは繋がっていなく浮遊肋と呼ばれます。

胸椎の動き

前に曲がる、後ろに反る(屈曲-伸展)横に倒す(側屈)左右に捻る(回旋)、この4つの動きが行えます。

Cが首の骨である頸椎、Tが胸の背骨である胸椎、Lが腰の背骨である腰椎を示しています。

前屈後屈といった屈曲-伸展の動きは腰と首が大きく動き、胸椎の動きを見ると第1~10番は胸骨まで伸びる肋骨がついているためあまり大きくありません。

身体を横に倒す側屈の動きは背骨全体で動きをだしているのが分かります。
豆知識となりますが、胸椎の側屈は必ず捻る動き(回旋)も起こります。左に上半身を倒す運動の時は胸椎に左への側屈と左への回旋が起きています。

捻る回旋の動きは腰椎の動きはほとんどなく、第1~10番で動きを出しています。ゴルフなど捻る動きで回っているのは腰の腰椎ではなく、胸椎の動きがメインなのが分かります。

胸椎と上半身を捻る動きについて

身体をひねる時に「腰を回す」という表現を使いますが、実際は捻りの動きでは腰の部分の背骨の腰椎はほとんど動きません。ですので、ゴルフなどで行う上半身の捻りの動きは股関節と胸椎で起こっています。

胸椎の回旋が上手にできないと、その分の捻りを本来動かないはずの腰や膝でカバーしようとしてしまうために腰痛を起こしてしまいます。ゴルフやテニスを行った後に腰に痛みが出てしまう方はこういった所を改善していくと負担が減っていきます。

胸椎を上手に回旋するためのエクササイズを紹介します。身体の動きに意識を持って、動きが出てくるまで回数を行ってみましょう。

アイアンクロス

胸を開く動きを意識して行います。回旋は肋骨の動きがメインですので、骨盤の動きがでないように意識して行いましょう。

四つん這いツイスト

先程の種目よりも骨盤の動きが出やすい種目です。
目線で動きをリードしながら胸を開く意識を持って行なってみましょう。

まとめ

胸椎は上半身の動きにとって非常に重要な場所です。
特に上半身をひねる動きは胸椎が動かなければ正常に捻る事ができず、機能不全におちいると腰や膝にまで負担をかけてしまいます。

LIBONAでは背中の痛みだけでなく腰の痛みや膝の痛みに対する検査にも全身の関節の動きをチェックし、原因にアプローチを行います。お身体の事を是非ご相談下さい。


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