皆さん寿命には2つあるのをご存知ですか?

2つの寿命

現在日本の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳といわれており
世界的にも長寿国であることは既に多くの方がご存知だと思います。

もう一つの寿命が健康寿命です。

健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。

厚生労働省の「平成22年完全生命表」と厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」
というデータでは平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年の差があるといわれています。

寝たきりの原因

この健康寿命に歯止めをかけてしまうのが自立度の低下や寝たきり、つまり要支援・要介護状態です。

そしてその原因の大部分は関節や筋肉、神経など身体を支え、動かしたりする運動器と呼ばれる部分の疾患です。

細かく見ていくと厚生労働省の平成28年国民生活基礎調査の介護の状況の中では

要支援1・2のレベルの介護が必要になった原因の第1位は関節疾患と転倒・骨折です。

要介護4・5の原因の第3位も骨折や転倒であると出ています。

このように骨や関節など運動器が原因でおこる疾患は介護の原因の中で比較的程度の軽いものから、重度の寝たきり状態まで引き起こしてしまいます。

しかしこの運動器は鍛える事ができます。

トレーニングを通して筋肉を鍛えたり、関節に負担がかからないよう正常な身体の使い方を習得する事は健康寿命を伸ばす事につながります。

では高齢者の方のトレーニングはどのような事を行っていけばいいのでしょうか?

高齢者のトレーニングのポイント

高齢者のトレーニングで目指すべきポイントは立ち上がりや歩行など日常生活動作を問題無く行えるようにする事がまず第一です。

そのためにはやはり下半身を鍛える事がとても重要になってきます。

さらにNSCAというトレーニングの研究団体の発表では

座り立ち動作における高齢者と若年者の股関節および膝関節の貢献度を調査した研究によると、高齢になるほど下肢筋群の筋力が低下することが原因となって、膝関節伸展筋群の動員は小さくなり、股関節伸展筋群がより動員されることが示唆されている(22)。したがって、高齢者に対して下肢のレジスタンストレーニングプログラムを計画する際、股関節伸展筋群(ハムストレングスおよび大殿筋)に重点を置くことで、合理的に素早く機能を改善することにつながるだろう。

NSCA JAPAN
Volume 22, Number 6, pages 13-16

としています。膝の伸展とは膝を伸ばす筋肉、股関節の伸展とはももを体の後ろに伸ばす動きです。

なので大殿筋と呼ばれるお尻の筋肉、ハムストリングと呼ばれるももの裏の筋肉をまずしっかりと鍛える事が立ち座りには重要になります。

グレイ解剖学


ただ、そういったトレーニングを行うためには身体の体幹が安定していなければいけませんし、そもそも関節の可動域が狭くなっている事もあります。

そういった場合はまず可動域の治療を行い広げていき、体幹を安定させ、トレーニングが効果的に出来る体を作る事が必要になります。

まとめ

LIBONAでは柔道整復師とトレーナーの資格を保有したスタッフが
関節や筋肉のチェックを行った後に治療、トレーニングまで行います。

今まで運動を行ったことのない方も安心してトレーニングを行って頂けます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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