肩の痛み

肩の痛みの原因は様々ですが、肩関節周囲炎(五十肩)について解説していきます。

肩関節周囲炎(五十肩)

四十肩、五十肩はよく聞く言葉だと思いますが原因については未だ分からない事が多く、
関節を構成する骨や軟部組織などが加齢性の変化をおこし肩関節の周囲の組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。

4つの周期

肩関節周囲炎は人により症状の違いはありますが、大きく分けて急性期、拘縮期、解氷期の3つの期間に分けられます。
ここでは急性期を二つに分けた4つの区分けで解説していきます。

急性初期
・痛みはそこまで激しくなく、関節のひっかかり感や違和感があるような状態。
・数週間から数か月かけて徐々に症状が悪化していく。

急性中期(2~9ヶ月程)
・持続して続く自発痛(動かさなくても痛い)
・強い運動制限
・夜間痛
・衣服の着脱など肩や腕を使う事が困難になる
・一生治らないよう精神的な不安感が起こる

拘縮期(4~12ヶ月)
・関節の可動制限が大きくなる
・急な肩の動きで激痛が起こる(寝返りなど)
・自発痛は急性期に比べると収まるが動くと痛みが起こる。

解凍期
・関節の可動制限が段々と収まってくる。
・痛み、不快感が減少してくる。

急性期を2つに分けたのは、急性初期は五十肩と気づきにくいからです。
急性初期はなんとなく「肩が痛い」、「肩が重い」という感覚が強く、リラクゼーション的なマッサージでも
その時は良くなる傾向にあります。

症状に対するポイント

肩関節周囲炎の痛みは強く、可動域制限も強くおこり、治療を受けないと痛みや可動域の制限が取れるまで1~2年程度かかってしまいます。
また完全に痛みが取れてから可動域を広げようとすると改善にかなり長い時間を必要としてしまいますので、時期にあった治療をうける事をお勧めします。

急性期

急性期は痛みが強く、肩関節の動きが強く制限を受けています。
なのでこの時期は肩の動きは許容範囲内に留め、肩を冷やさないように努め
後ほど解説する肩の動きに関係ある部位から治療やストレッチを開始すると負担が少なく改善を促す事が出来ます。

拘縮期

関節の可動制限が大きくなってくる時期ですが、急性期の時のような自発痛が収まるので
肩を温めながら、ここから徐々に肩関節の自動運動等を行っていきます。

解氷期

硬くなっていた関節包などが寛解してくるため可動域が改善してきます。

4つのポイント

上記の期間分けにあわせて肩の動きに関連する4つのポイントをあわせて治療や運動を行うことで効果が更に高まります。

グレイ解剖学1918年版
グレイ解剖学1918年版


肩甲骨・鎖骨

肩関節は非常に不安定な構造ですが肩甲骨そのものも鎖骨と小さな関節を持つものの、固定の多くを周りの軟部組織に依存しており、肋骨の上にのっかっている状態であり浮遊骨と呼ばれています。

詳しくはこちらをご覧ください。


肩甲骨の動きが悪くなってしまったり、動きすぎてしまう事によって上腕骨との動きのリズムが上手く行かず結果的に痛みを引き起こしやすくしてしまいます。

肋骨

肩が完全に上がり切るには肋骨の動きも重要になっていきます。
肋骨の動きが悪くなってしまうと肩甲骨の動きが妨げられてしまいます。

骨盤

肩甲骨を固定する筋肉は背骨からついているものが多くあります。
その背骨は大きくみると骨盤の土台の上に乗っています。

土台の部分が歪んでしまっていると上部の背骨はさらに大きく歪んでしまいます。

キネティックチェーン(筋肉の繋がり、連鎖)

小さなローテーターカフと外側の大きな筋などが協調しなければ肩はきれいに上がりませんが、更にそれら筋肉が正常に働くためには肩甲骨と背骨をつなぐ菱形筋と呼ばれる筋肉や肩甲骨の裏側から体の前まで伸びている前鋸筋と呼ばれる筋肉など、たくさんの筋肉が働かなくてはなりません。

当院では

LIBOANAでは先ほどの筋肉や関節に対してテーピングや手技、トレーニングをおこなっていきます。
痛みの症状、度合いはもちろん様々ですので各検査を行い、原因となる筋肉にアプローチを行いますので肩の痛みや違和感でお困りの方は是非ご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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