趣味の世界においてもスポーツにおいても、その分野における専門用語があり、経験が長い人たちほど専門用語での会話が多くなります。
トレーニングにおいても多くの専門用語がありますので、専門用語理解しトレーニング中や食事中に使ってみましょう。
会話だけでもベテランに!そんな気持ちに答えるトレーニング専門用語を紹介します。

トレーニング専門用語
友達と一緒にトレーニングする際にも使える、トレーニング中に使える専門用語を紹介します。

ポジティブ・ネガティブ
ウエイトを上げる時に筋肉が収縮しながら力を発揮する事をコンセントリックと言い、その動作をポジティブ(ポジ)と言います。ウエイトを下げる時に筋肉が長くなりながら力を発揮する事をネガティブ(ネガ)と言い、その動作をエキセントリックと言います。
専門的に言うと求心性筋収縮がポジティブ、遠心性筋収縮がネガティブです。
●使用例
- ネガティブもう少しゆっくり。
- 補助の時ポジは速めにあげて!
- エキセントリックで抜けてるよー
チーティング・ストリクト
反動を使ってウエイトを上げる事をチーティング(チート)、正確なフォームで反動を一切使わない事をストリクトと言います。
●使用例
- 最後はチート使って引き切って!
- もっとストリクトなファームで追い込まないと!
- チートでも良いから1回上げてみる。
- やっぱりストリクトが一番効くよね。
メインセット
ウォームアップを除いた、種目での最も重たいウエイトで行うセットを言います。また、重点的に行う種目でも使う場合があります。
●使用例
- 次がメインで5回かなー
- デッドリフトのメインは何キロ?
- 今日はベンチがメインかな。
補助
一人でトレーニングしていて限界が来た時に、他の人に手伝ってもらう時に言います。また、補助で行うトレーニングの事をフォーストレップとも言います。
●使用例
- 次のセット補助お願いします。
- (セットの最後の局面で)あと2回!
- これ重いんで、最初から補助してください。
オールアウト
完全にウエイトが上がらないまで、筋肉を追い込む事を言います。
●使用例
- 今日はオールアウトするまで脚をやる
- 合トレでオールアウトするまで肩やったよ
パンプアップ(パンプ)・コールド
トレーニングによって引き起こされる代謝物により、筋肉内に体水分が蓄積して張る事をいいます。また、パンプアップしていない状態をコールドと言います。
●使用例
- チートデー入れたらめちゃくちゃパンプする!
- コールドで腕何センチ?
- いやー、肩すごいパンプしてるね。
サムレス・サムアラウンド
グリップの握り方についての用語で、親指を回さず人差し指の横に沿える握り方をサムレス、親指を回し5本指で握る握り方をサムラアランドと言います。
●使用例
- ラットプルはサムレスでやりますか?
- スミスマシンはサムレスで!
- サムアランドの方が安全だよ。
レップ・RM
レップとはrepetition(レピティション)の略で反復回数を意味します。トレーニング種目10回行う事を10レップスと言います。また、RMとはRepetition Maximumの略で限界の反復回数を意味します。2回でオールアウトする反復回数を2RMと表現します。
●使用例
- 8~12RMが筋肥大に適しているよ!
- この種目は15レップス目標で。
食事についての専門用語
食事についても専門用語があります。トレーニーと食事に行った際に使ってみましょう。

カーボ
炭水化物を英語でCarbohydrate(カーボハイドレート)と言い、それを略してカーボと呼びます。
●使用例
- 1日カーボどれくらい摂ってるの?
- トレ前にカーボ入れる。
- カーボ抜くとパワー落ちるよね!
チートデー
減量中にあえて基礎代謝の3倍程度のカロリーを摂取し、身体が飢餓状態ではないと思わせる方法です。代謝の低下を防ぎ、トレーニング強度上げる働きがあります。
●使用例
- 来週チート入れようかな。
- チートって言えば食べていいと思ってるでしょ。
- この前のチートデーじゃなかった?
クリーン・ダーティー
悪い脂質が含まれていなく、炭水化物の量も多すぎなく、高たんぱく質な食事をクリーンと言います。揚げ物やジャンクフード、スナックなどはダーティーと言います。
●使用例
- クリーンにバルクアップ(身体を大きくする)するのが大切
- チートもクリーンでカーボ増やす程度だよ。
- ダーティーバルクもたまにはいいよね。
餌
減量中に美味しさではなく栄養だけを意識した食事を言います。餌は食べるではなく入れると表現する程、食というよりも行為に近いです。
- 今日も餌入れてるね。
- 減量中は餌で十分。
カタボる
空腹の時間が長いと、筋肉を分解する事で身体を保とうとします。この異化作用をカタボリックと言い、略してカタボと言います。逆に同化作用をアナボリックと言います。
●使用例
- 早く食べないとカタボっちゃう。
バルク飯
バルクアップとは体重を増やすことではなく、筋肉を発達させて体を大きくしていくことで、筋発達に適した食事をバルク飯と言います。
主に3大栄養素が豊富に含まれている食事を指します。
●使用例
- トレーニング終わったらバルク飯食べに行こう!
- 今日もバルク飯食べてるねー
PFC・マクロ栄養素
3大栄養素であるたんぱく質(Protein)脂質(Fat)炭水化物(Carbohydrate)の頭字文字を取ってPFCと言います。また、PFCはマクロ栄養素とも言います。
●使用例
- PFCバランスのいい商品見つけたよ!
- 減量のマクロバランスはどうしてる?
コンテスト関連
ボディビルやフィジーク ・ビキニに出場する場合の用語もあります。それぞれを見てみましょう。

バルク
身体の大きさや太さを指す言葉です。
バルクアップは身体を大きくする
ディフィニション
筋肉のさかえや血管の浮き出しが出るほど絞れている状態の事を言います。主に海外の大会で使われる用語です。
●使用例
- ディフィニションがいいねー
カット・セパレーション・ストレーション
セパレーションとは筋肉のさかえの意味で、さかえがはっきりしている状態の事も指します。ストレーションは筋の意味で、力を入れた時に細かな筋繊維まで出ている状態を指します。
カットはセパレーション・ストレーションどちらも指し、サパレーションが良くストレーションも出ている事です。
●使用例
- カットがいいねー キレてる!
- 絞れてセパレーション出てきたね。
バスキュラリティ
血管の浮き出ている状態をいいます。バスキュラリティが良いと身体の迫力がでます。
●使用例
- 肩のバスキュラリティがすごい!
- 太ももまでバスキュラリティ出てるね。
アウトライン
身体のラインを言います。
ポージングでいかにアウトラインをうまく出せるかで筋肉量を上まるほどです。
●使用例
- アウトラインがいいね!
ピーキング
コンテスト前に行う、カーボディプリート・カーボローディング・水抜き・塩抜きを指します。
体水分をコントロールするために、炭水化物やミネラル・水分をコントロールし、大会当日にピークのコンディションを作ります。
●使用例
- ピーキングはどうするつもり?
- 今回のピーキングではディプリートはしないかな。
会話例
クリーンバルクしてきたけど、昨日はチートでダーティなもの入れたんで、今日はメインをベンチプレスで、1RMを補助付き4レップスやってオールアウトするつもり。
サムレスでストリクトにアームカールやって、最後のセットではスローでレップス多めでパンプアップ狙おうかな。
今日マクロバランス悪い食事でカーボばっかりだったからカタボっちゃうよ。
ピーキングまでにしっかり絞れたんで、ストレーションしっかり出てきたよ。あとはポージングでアウトライン上手に出したいね。
まとめ
トレーニングや食事についての専門用語は、重要な事柄についての用語が多いので、専門用語を知るだけでも知識を増やせると思います。

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