トレーニングをはじめたけどなかなか思う様に身体が変わらないと悩んでいる方に。今回は上腕二頭筋のトレーニング方法について紹介します。

ただトレーニングするよりもポイントを理解してトレーニングする事で効果は倍増します。内容を掘り下げて上腕二頭筋について詳しくご紹介していきます。
腕の逆側にある上腕三頭筋についてはこちらの記事をご覧ください。
上腕二頭筋の構造
まずは上腕二頭筋がどのような形状をしているのか。また、どことどこを結んでいるのかを見てみましょう。筋肉のついているところを理解する事で、トレーニングする上での注意点が見えてきます。

解剖図の力こぶ部分にある筋肉が上腕二頭筋です。力のこぶの部分を見ると2つに筋肉が分かれているのが分かると思います。画像の右側、肩のあたりで腱が骨の溝に入っている方が「上腕二頭筋長頭」、画像の左側、まっすぐ肩の方に伸びている方が「上腕二頭筋短頭」と言います。
どちらも肩甲骨に向かって伸びているのが見て取れます。では肩甲骨のどの辺りについているのかを見てみましょう。
どこから筋肉がはじまっているか

少し分かりづらいですが、肩甲骨左上の赤くなっている部分が上腕二頭筋長頭のが付いている部分です。

また、肩甲骨の飛び出た部分が赤くなっています。ここが上腕二頭筋短頭が付いている部分です。
上腕二頭筋長頭も上腕二頭筋短頭も肩甲骨から出ているため、肩甲骨のポジションによってトレーニングの効果が変わってきそうですね。
どこに筋肉がついているか

前腕部には橈骨と尺骨の2本の骨から成っています。手羽先の手羽中を食べると2本の骨が出てくるのが橈骨と尺骨です。
橈骨は親指側の方にある骨で、その
上腕二頭筋はどういった動きで働くのか
- 肘関節の屈曲 肘を曲げる
- 肘関節の回外 前腕を外に回す
- 肩関節の屈曲 腕を下ろした状態から前ならえする
これらの動作で上腕二頭筋は働きます。
筋肉はついているところ同士を近づける働きがあるので、肩甲骨と前腕の橈骨を結んでいると言うことは、肘関節を曲げて前腕が肩の方に近づく動きで働くのは容易に想像できると思います。
肘関節の回外に関しては、
構造のまとめ
上腕二頭筋は長頭と短頭の2つの頭に分かれ、肩甲骨から橈骨の内側に付着しています。また、肩甲骨と橈骨を結んでいるので、肩関節と肘関節どちらの動きにも関与する筋肉です。

効果的にトレーニングするには
筋肉がついている部分を理解したら、筋肉のついている部位同士を近づけるイメージを持つことで筋肉への意識が変わりより刺激を意識しやすくなります。それだけでなく筋肉により形状や伸び縮みの方向を考慮することでさらにトレーニングが効果的になります。
重たいウエイトがいいの?軽いウエイトがいいの?
身体の筋肉を見ると伸ばす動きの伸筋は羽状筋、曲げる動きの屈筋は平行筋(紡錘状筋)が多いという傾向があり、上腕二頭筋も例にもれず平行筋という形状をしています。
平行筋の特徴は、筋肉の可動域が広く、収縮スピードが速いですが、力の発揮はあまり得意ではありません。

トレーニング種目の順番は?
上腕二頭筋に対して複数のトレーニング種目を行う場合、オーソドックスな考え方として
構造の復習となりますが、上腕二頭筋は肘関節と肩関節をまたぐ筋肉ですのが、肘関節・肩関節双方の動きにより収縮・伸張します。上腕二頭筋を最大に縮めるには「万歳した状態で肘を曲げる」最大にストレッチするには「下から身体の後ろに腕を持っていき肘を伸ばす」このように肘関節・肩関節のポジションにより筋肉の伸び縮みが変化します。
POF法は
それぞれのポディションでのトレーニング種目を見て行きましょう。

アームカール(ミドルポディション)
ミドルポディションは肘を体側の位置で行うトレーニングで、オーソドックなアームカールがこれに当たります。

肩甲骨と肘の位置が動いてしまわないよう肩甲骨を少し離し、肘は体側に付けるようにしましょう。

収縮ポディションでは顎を引き、橈骨と肩甲骨を近づけるような意識を持つと収縮感が得られやすいです。
インクラインアームカール(ストレッチポディション)
ストレッチポディションは肘が身体の後方の位置でトレーニングします。インクラインアームカールがこれに当たります。
アジャスタブルベンチを15°〜45°にセットします。角度が浅いほどストレッチが強まりますので、肩に違和感のない範囲で調整しましょう。

肘を後方に引くようにしストレッチを強めるようにしましょう。

前腕を外に捻るようにすると収縮させやすいです。
スパイダーカール(コントラクトポディション)
アジャスタブルベンチを15°〜30°にセットします。
あまり角度が大きいと状態が起きすぎてしまい、収縮させ辛くなってしまいます。

両腕が出るようにうつ伏せになり、目線は前を向くようにしましょう。

顎を引くようにし、バーをおでこ、ないし頭上にあげるようにします。
この時肘も少し上げるようにすると収縮させやすいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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