肩の痛みで当店に来られる方はとても多く、皆さん長期間に渡り痛みが生じており、治らないのではと悩んでいました。長期間安静にしているだけでは動かした時の痛みは改善しません。痛みの発生した時期から動かした方が良い時期、トレーニングにより筋力を鍛えた方が良い時期があります。まずは肩の構造を見ていきましょう。


肩関節について

肩関節の構造

一般的に肩関節と呼ばれる場所は先端が丸くボール状になっている上腕骨(上腕骨頭)、受け皿のようになっている肩甲骨(関節窩)からできている、球関節(色々な方向に動く事が出来る関節)と呼ばれる関節です。

①肩甲骨

②上腕骨

①の右上側が受け皿の関節窩の部分です。

②の上部が上腕骨のボールの上腕骨頭の部分です。

肩関節の特徴

肩関節の特徴はこの球関節と呼ばれる構造です。
自由に動かせるという事はその反面、ガッチリと固定することが出来ません。
そのため、肩甲骨と上腕骨の結びつきの多くを筋肉や靭帯、骨と骨のつなぎ目を覆う関節包など、軟部組織と呼ばれる組織に依存しています。
しかしその軟部組織自体にも緩みがあります。

また肩甲骨の関節窩の大きさが上腕骨に対し小さく(1:3~1:4)浅いため、関節窩の周りを取り巻く壁のように関節唇という物が付着し、浅さを補っています。

肩関節が脱臼しやすい関節である由来もこのような特徴のためです。


肩関節周りの筋肉・靭帯

筋肉
・三角筋(腕を、横、後ろ、前に挙げる、)
・棘上筋(腕を横から挙げる)
・棘下筋(腕を外側にひねる)
・小円筋(腕を外側にひねる)
・大円筋(腕を脇をしめるように引き寄せる)
・肩甲下筋(腕を内側にひねる)
・烏口腕筋(腕を前に挙げる、腕を体幹側に引き寄せる。)
・上腕二頭筋(腕を前に挙げる、肘を曲げる)
・上腕三頭筋(腕を前に挙げる、肘を伸ばす)
靭帯
・烏口上腕靭帯
・上・中・下関節上腕靭帯
・烏口肩峰靭帯

その中でも重要なのはローテーターカフ(回旋筋腱板)と呼ばれる比較的小さな棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋です。
この上腕骨のボールを覆うように取り巻く筋肉が正常に働くことにより、ローテーターカフの外側にある大きな三角筋や上腕二頭筋と言った、多くの筋肉をしっかりと動かす事ができるようになります。

また腕を上に挙げる動きは肩甲骨と上腕骨が一定のリズムを持って動かなければなりません。
そのリズムを一定に保つためにも小さなローテーターカフと大きな三角筋などの協調が必要になります。

肩の痛みの治療はまずこれらの肩関節に直接かかわる筋肉が重要です。

まとめ

肩関節は肩甲骨と上腕骨からできる関節です。
自由に動く半面、脱臼などを起こしやすい関節でもあります。
多くの靭帯や筋肉より結びついているので、そのバランスが崩れると痛みの原因となりやすい関節です。

まずはこれらがバランス良く正常に働くように治療やトレーニングを行っていく事が大事なポイント
になります。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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