痛みは嫌なものです、痛みから解放されるために病院や治療に行かれる方がほとんどだと思います。
しかし、痛みは身体の異常を伝える非常に大事な反応でもあります。
痛みの定義
国際疼痛学会は痛みを「組織の実質的あるいは潜在的な障害に伴う,あるいは,そのような障害を表す言葉で表現される不快な感覚あるいは情動体験」と定義づけています。
少しわかりにくいですが、この言葉を分けて考えてみると、不快な「感覚」と「情動体験」を分けて書いてあります。
「感覚」とは実際に何かの刺激を受けたときに感じる痛みの事です。
「情動体験」とはその刺激に付随する怒りや悲しみ、泣き出したい気持ちなどの気持ちの側面の事です。さらにそういった刺激は呼吸や脈拍にも影響を与えます。
痛みの分類
皮膚感覚と深部感覚
皮膚感覚
皮膚感覚で起こる痛みは大きく2つに分けられるます。
- 侵害受容性疼痛
- 神経因性疼痛
温度や触覚や痛みなどの情報をキャッチするセンサーの事を受容器と呼び、痛みの刺激は身体の組織を損傷させてしまうので痛覚受容器を侵害受容器とも呼ばれます。
神経は大別すると
①情報を脳に送る感覚神経
②送られてきた情報を分析、整理、判断し決定を行う中枢神経(脳、脊髄)
③決定を実行するように末梢に伝える運動神経に分けられます。
痛みの情報を脳、脊髄の中枢神経に伝える感覚神経の繊維はAδ線維とC線維という2つの線維があり、Aδ線維は素早く、C線維は遅れて痛みを伝え、Aδ線維ははっきりした、鋭い、明確な痛み(一次痛)C線維は鈍く、うずくような、場所がはっきりしない不快な感じを伝えるため。速い痛みと遅い痛みと呼ばれます。
二次痛は最終的に情動や感情を司る大脳辺縁系に伝わる痛みとされています。
この二次痛を放置しているとより不安感や不快感を感じる情動的な痛みとして記憶され、痛覚が過敏になっていまい慢性疼痛の原因となってしまいます。
二次痛 C線維 遅れて感じる痛み、鈍く、痛い場所が明確ではない
深部痛覚
筋肉、関節、腱などの深部感覚での痛覚は主に二次痛を伝えるC線維が情報を伝えるため鈍く、痛い場所が明確ではありません。
このように起こった痛みは周囲の筋肉を反射性に縮めてしまいます。
持続的に縮んでしまった筋肉は血流が滞り、乳酸やカリウム、発痛物質を蓄積してしまい、さらに筋痛を起こしてします。
まとめ・慢性疼痛を避けるためには
先ほどの話をまとめると下記の流れとなります。
二次痛を放っておいてしまうと痛みを感じる
↓
周囲の筋肉、筋肉の上を覆っている皮膚が固くなる
↓
血流が悪くなる
↓
発痛物質が蓄積する
↓
痛みを感じる
こういった痛みのループに入ってしまいます。
また痛みを恐れすぎずに痛みの本質を見極めなるべく安静を避け、普段通りの生活を続ける事もとても大事な事になります。
当院のLIBONAでは検査、問診を通して最適な治療、運動をご提案させて頂きますので、痛みでお困りの方は是非ご来店下さい。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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