腰の痛みや、足へのしびれと聞くと椎間板ヘルニアを思い浮かべる方はとても多いと思います。
ヘルニアはなぜ、腰に痛みを出し、しびれを生じさせるのでしょうか?
まずは椎間板ヘルニアがどういった状態をさしているのか見ていきましょう。

ヘルニアとは

まず、ヘルニアという言葉は臓器などが本来ある位置からずれてしまった状態をさします。
なのでヘルニアは背骨の疾患だけをさすのではなく、例えば股関節の付け根(鼡径部)から腹膜や腸が飛び出してしまう脱腸も鼡径ヘルニアと呼ばれます。

椎間板ヘルニア

ヘルニアは本来の場所からずれてしまった状態と述べましたが、腰のヘルニアではどういった事が起きているのでしょうか。

背骨は椎骨とよばれる骨が積み重なって出来ています。

背骨の基本構造はこちらをどうぞ。

このひとつひとつの椎骨の間には椎間板と呼ばれるクッションが存在しています。

このクッションは中心に髄核という柔らかいゲル状の組織と、それを取り巻くようにしている線維輪という固い組織の2つからなっています。

この2つは良く饅頭などに例えられ、髄核があんこ、線維輪がまわりの皮といったイメージです。
椎間板ヘルニアは椎間板に何らかの原因で圧がかかり、皮が破れてしまい、中のあんこが本来の位置から飛び出してしまった状態を指します。

椎間板ヘルニアのテスト

椎間板ヘルニアが起こりやすい姿勢や椎間板ヘルニアのテストがあります。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

腰椎椎間板ヘルニアの代表的な症状

椎間板ヘルニアは飛び出してしまった髄核が、背骨の中に走行している神経を圧迫してしまう事で痛みや、しびれを引き起こしてしまいます。

しびれや痛みが起こる範囲や場所はヘルニアが起こった脊椎の場所によって変わります。

腰椎では下位腰椎と呼ばれる4番目の腰椎(L4)と5番目の腰椎(L5)の間(L4/L5)、5番目の腰椎(L5)と仙骨(S1)の間(L5/S1)がヘルニアの好発部位と言われています。

このL4/L5、L5/S1などから出ている神経で有名なものが坐骨神経です。

坐骨神経はL4~S3の間から出ている神経がおおもとになって形成されている神経で、人体で最大の神経です。

好発部位である下位腰椎でヘルニアが起こると坐骨神経の領域である臀部、腿の裏、などに痛みやしびれ、力が入らない、入りづらいといった症状が出ます。

またヘルニアでは髄核が飛び出した量や場所により痛みが両側に出る場合と片方の場合とどちらもあります。

特に注意が必要な症状

ヘルニアの症状としては痛みやしびれ、力が入らないといった症状が多くみられますが、重症のヘルニアの場合、馬尾障害とよばれる排尿、排便がコントロールできなくなってしまう膀胱直腸障害や自転車のサドルが当たる部分の感覚が無くなってしまうサドルサインが見られる事があります。
そういった症状がでた場合、早急に医療機関にかからなくてはなりません。

まとめ

椎間板ヘルニアは軽度なものから重篤な症状を起こすものまで様々です。
ただ上記のような症状が出たからといって100%ヘルニアというわけではありません。
また、ヘルニアがあっても無症状の方も多くいらっしゃいます。
まずは原因を見極めて対応してあげる事が重要になります。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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