ホルモンには様々な種類があり、神経系の働きと合わさって、身体の機能を正常に保ってくれています。

成長ホルモンは名前からすると、子供にとって重要なイメージはつきますが、実際は老若男女全ての年代の方に必要不可欠なホルモンです。

今回はこの成長ホルモンについてみていきましょう。

ホルモンの調整

ヒトの身体の機能を調整する指令塔は中枢(脳、脊髄)になります。

身体のあちこちに張り巡らされた様々なセンサー(受容器)からの情報は中枢に届けられ、分析されてから、末梢の筋肉やホルモンを分泌する効果器へと届けられ、アクションが起こります。

ホルモンの分泌は中枢から分泌されるホルモンからの刺激で末梢から分泌されるホルモンがあり、

成長ホルモンが分泌される場所は脳の下垂体という部分ですが、その分泌は脳の視床下部と呼ばれる場所からのホルモンにより調整されます。

成長ホルモンの作用

成長ホルモンには大きく3つの作用があります。

一つ目は成長促進作用です。

骨や筋肉、心臓、肝臓などの発達を促します
特に成長期では身体の足や腕のような長い骨(長管骨)に働く事で、骨を大きくします。
これらの作用は成長ホルモンが直接働く分けではなく、成長ホルモンが肝臓に作用する事で分泌される、ソマトメジン類(IGF-Ⅰ、IGF-Ⅱ)といった因子が働き、起こるので、間接作用と呼ばれます。

二つ目は糖質の代謝です。

成長ホルモンは肝臓に貯蔵されているグルコースを放出し、血糖値をあげる働きがあります。

三つ目は代謝の促進です。

成長ホルモンは糖質や脂質、たんぱく質の代謝を促進し、特に脂肪組織に蓄積されている中性脂肪を分解し血中の遊離脂肪酸を増加させます。

さらに肌もたんぱく質で出来ているので、肌の新陳代謝にもとても重要です。

このように成長ホルモンには生活に欠かせない様々な作用があります。

成長ホルモンは年齢とともに分泌量が少なくなると言われていますが、なくなる訳ではありません。

成長ホルモンが上手く分泌できなくなってしまうと、内臓脂肪が増加してしまったり、骨が弱くなってしまったり、皮膚が乾燥してしまったり、筋力が低下するため疲れやすくなってしまいます。

これらを避けるために成長ホルモンを分泌するためには、どのような事に気をつければ良いのでしょうか。

成長ホルモンを分泌させるために

就寝

成長ホルモンの分泌は覚醒時よりも睡眠時に顕著に起きると言われています。
特に深い眠りの際に分泌されるので、日中にしっかりと動き、就寝する事が重要です。

運動習慣

トレーニングなどの運動を行う事で成長ホルモンは分泌されます。
3時間ほどは分泌量が増加すると言われるので、トレーニング中だけでなく、その後も代謝が高い状態をキープする事ができます。

タンパク質をしっかりと摂る

せっかく成長ホルモンが分泌できても、筋肉や肌の材料であるタンパク質が不足していると、意味がなくなってしまいます。

また、ホルモンは出来ている材料により種類が分類できますが、
成長ホルモンはたんぱく質で作られるペプチドホルモンに分類されるため、たんぱく質が不足してしまう事は、ホルモン自体の材料が不足する事を意味します。


まとめ

成長ホルモンは子供の発育だけではなく、全ての年代に必要不可欠なホルモンです。

また生命の維持はもちろんですが、ボディメイクや美肌などの美容の面からも重要なホルモンです。

トレーニングなどの運動習慣をつける事は、筋肉をつけるだけでなく、成長ホルモンを分泌させる事で、生活の活力アップにもつながります。

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