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手の違和感、痛みがある方へ、手の構造を見てみましょう!

手は生活していく上で絶対に使う部分です。
なので一度痛みが出てしまうと安静にできない分なかなか治りづらい部分です。

むやみに痛いところや違和感のあるところだけを治療しても効果はなかなか表れてきません。

普段意識して使わない場所ですが、実際はどのような構造でどういった筋肉がついているのか一度見ていきましょう。

ここでの手関節は手首の根元から指先の関節までとしてご紹介します。

手関節の骨

手は前腕部にある橈骨、尺骨、手首の根元にある8個の手根骨(近位、遠位)、手の甲の骨の中手骨、指の骨である指骨(基節骨・中節骨・末節骨)で構成されています。

画像出典:グレイ解剖学1918年版

①の画像の左側が尺骨、右側が橈骨です。
②の上部の小さい骨が手根骨です。
そこから下に向かって手根骨→中手骨→指骨とつながっていきます。

これらの骨はそれぞれ以下の関節を構成します。

手の関節の構造と特徴

橈骨手根関節

・橈骨手根関節(橈骨+近位手根骨)
手を反らせたり、曲げたり、横に倒すなどの運動がおこります。
解剖学では体幹に近い側を近位、体幹から遠い側を遠位といい、前腕の骨の橈骨と近位の手根骨で関節を作ります。
運動の軸が2つあるので楕円関節と呼ばれます。

手根間関節

・手根間関節(手根骨)
近位列の手根骨同士、遠位列の手根骨同士の関節で骨間靭帯も多く、ほとんど動きがないため背骨と同じ平面関節と呼ばれます。

手根中央関節

・手根中央関節(近位列手根骨+遠位列手根骨)
近位列手根骨と遠位列手根骨の間の関節です。
靭帯がなく可動性があり、特に手を曲げたり、反らしたりする運動に大きく関与します。

手根中手関節

・親指以外の手根中手関節(遠位手根骨+中手骨)
遠位列の手根骨と中手骨の関節で運動の範囲は非常に狭くなります。
・親指(第1指)の手根中手関節(大菱形骨+第1中手骨)
遠位列手根骨のうち大菱形骨という骨と第1中手骨での関節で、
名称は先ほどの手根中手関節と同じになりますが、第1指の場合、鞍関節という2軸性の関節になり可動性が大きくなります。

中手指節間関節(MP関節)

・中手指節関節(中手骨+基節骨)
中手骨と指の骨である指骨のうち基節骨という骨で構成される指の根元にある関節で、MP関節と呼ばれます。
MP関節は内側に内側側副靭帯、外側に外側側副靭帯、手の平側に掌側靭帯という靭帯が存在します。
MP関節は指を伸ばしている状態では自由に動かせますが、MP関節を手の平側に曲げると靭帯が緊張し動きが制限されます。

指節間関節(PIP関節・DIP関節)

・近位指節間関節(基節骨+中節骨)
指骨の基節骨と中節骨という骨の関節で、一般的に指の第2関節と呼ばれる部分でPIP関節と呼ばれます。
曲げ伸ばしの運動を行うため蝶番関節に分類されます。
・遠位指節間関節(中節骨+末節骨)
中節骨と末節骨という骨の関節で一般的に第1関節と呼ばれる部分でDIP関節と呼ばれます。
PIP関節と同じく蝶番関節に分類され、DIP、PIPともに内側側副靭帯、外側副靭帯、掌側靭帯により補強されます。
また親指には中節骨が存在しないため、基節骨+末節骨でIP関節をつくります。

手・指の筋肉

人間の手は繊細で微小な動きが可能であるため多くの筋肉が付着します。
また上腕の骨から肘をまたいで手の骨に付着する筋肉も多くあるので手の使いすぎによる症状が肘に出る事もあります。(詳しくはこちらをどうぞ)

上腕骨から手につく筋肉

・撓側手根屈筋(手首を手の平側に曲げる、親指側に傾ける)
・長掌筋(手首を手の平側に曲げる)
・尺側手根屈筋(手首を手の平側に曲げる、小指側に傾ける)
・浅指屈筋(親指以外のPIP関節を曲げる)
・尺側手根伸筋(手首を手の甲側に反らす、小指側に傾ける)
・小指伸筋(小指を伸ばす)
・総指伸筋(親指以外の指を伸ばす、手首を手の甲側に反らす)
・短撓側手根伸筋(手首を手の甲側に反らす、親指側に傾ける)
・長撓側手根伸筋(手首を手の甲側に反らす、親指側に傾ける)

前腕の骨から手につく筋肉

画像出典:グレイ解剖学1918年版

・深指屈筋(親指以外のDIP関節を曲げる)
・長母指屈筋(親指IP関節を曲げる)
・長母指外転筋(親指を手の甲側に反らす、外に開く、手首を親指側に傾ける)
・長母指伸筋(親指IP関節を伸ばす)
・示指伸筋(人差し指を伸ばす)

手根骨周辺から中手骨・指骨につく筋肉

画像出典:グレイ解剖学1918年版

母指球筋(親指の根元のふくらみを作る筋肉)
・短母指外転筋(親指を外に開く)
・短母指屈筋(親指MP関節を手の平側に曲げる)
母指対立筋(親指の中手骨を他の指に向ける)
・母指内転筋(親指を人差し指に近づけるように閉じる)
小指球筋(小指の根元のふくらみを作る筋肉)
・短掌筋(小指球の皮膚を緊張させる)
・小指外転筋(小指を外に開く)
・短小指屈筋(小指のMP関節を曲げる)
小指対立筋(小指が親指と向かい合うように小指の中手骨を向ける)
中手筋
・虫様筋(親指以外のDIP関節、PIP関節を伸ばしたままMP関節を曲げる)
・掌側骨間筋(人差し指、薬指、小指を中指に近づける)
・背側骨間筋(人差し指、薬指を外に開く、中指を親指側、小指側に寄せる)

手根骨周辺から中手骨につく筋肉を手内在筋と言いこの筋肉が指先や手の細かい動きを作りだします。
特に母指対立筋と小指対立筋は物を掴んだり、挟む使うを生み出す筋肉なのでとても重要です。

 

寒いときに手がかじかんでしまうのはこういった手内在筋が機能不全を起こしてしまうからだと言われています。
そういった時は細かい作業はなかなか上手くいきませんが、指の曲げ伸ばしは出来ると思います。
それは前腕から手までついている筋肉は障害を受けていないからです。

 

  画像出典:グレイ解剖学1918年版

①背側骨間筋
②掌側骨間筋

このように手は各関節ごとに様々な動きを持っています、それらが共同して働く事でより細かな動きを作り出すことができます。

これらの動きのバランスが崩れてしまう事で手の動きづらさや、痛みにつながってしまいます。

LIBONAではこれらの筋肉、関節に対して各種検査を通じて根本的な治療を行っていきます。

トレーニング&整骨院 LIBONA
東京都豊島区巣鴨1-30-6 第3マルナカビル1階
☎03-6876-7711

体験受付中
60分¥5,400

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